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数々の宝石や、飾りがあしらわれたベッドに横たわる体をだるそうに起こし、壁にかかる時計を見た。
ガチャ…
すると、ノックもなしにドアが開き、部屋に優雅なワインレッド色に包まれたそれが、入って来た。
「女王陛下、例の訪問者が到着致しました…ご支度をお願いします」
「……ああ…」
…そうだ…私は……
…パタン
―……
「それと好きなタイプはっ?あとは最近嬉しかった事と悲しかった事とか欲しいものとか嫌いな物とかそれとそれとetcetcetcetc…」
「…え、えっと…」
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