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またするすると人の間をぬって、夢夏のところに戻る。
……けど、夢夏がいない。
あたりをきょろきょろ見渡すも、夢夏はいなかった。
……迷子?
この場合、夢夏が迷子なのか。
それともわたしが迷子なのか。
悩み所。
くだらないことで悩んでると、肩をぽんぽんと叩かれた。
「君、夢夏ちゃんのお友達ですよね?」
「はぁ……」
たぶん在校生だろう男の子がわたしに話しかけてきた。
「僕は天文部の副部長です。夢夏ちゃんが天文部みたいって言ってたから、連れて行きました」
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