第1番

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「え……?」 口調が、変わった? と思ったら、壁に押しつけられた。 驚いて裕哉先輩をみると、裕哉先輩はいやらしく笑っていた。 「僕、けっこうSなんだよね」 「そんなの知りませんから」 きっと先輩を睨みつけると、先輩は今度は楽しそうに笑った。 「いいね。調教しがいがありそうだ」 「ってか、口調変わってません?」 「……そんなことより自分の心配しなよ。今どういう状況か分かってるの?」
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