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「も、もう限界だ…😓」
N氏はトイレの前で待っていた。
目の前のドアが開くのを。
ここはあるビジネスホテルのトイレ。
どういう訳か、このホテルには1階にしかトイレがなかった。
しかも、大小兼用が一つだけ。
もう、ここに来る前に限界は近かった。
しかし、だからといって先に入っていられてはどうしようもない。
仕方なく待っているのだが…長い!!
(あぁ、もうだめだ…無念……〓)
覚悟したその時!
『ジャーーッ!!!』
『ガチャリ!!』
(!!!!?)
中から出てくる男を押し退け、飛び込む!!
そのトイレは、中から電気を点けるようになっていた。
電気を点ける。
そうしないと何も見えない!!
ズボンを降ろし、その下も降ろす。
便器に腰掛け、幸せな一時。
(はぁ~…間に合った…)
ふと上を見る。
N氏はギョッとした。
天井には、電球がなかった………
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