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「た…太子…やめっ…!?」
口づけを交わす
唇から伝わる熱が心臓を高鳴らせる
「いゃ…だ!!いや」
お前の声も愛おしい
全てが一つ一つの言葉が
もっと声を聞かせて
私だけに
「ぁっ…はぁはぁ」
苦しそうに息をする妹子
抵抗する力も無くなりグッタリとしている
「妹子…」
「な…んでこんな事…!?」
「好きだ」
「太子…?」
「私だけの部下」
なんで涙が零れるんだろう?
なんで胸が痛むんだろう?
あぁ
もう何も分からない
ボソッ
「…人の気も知らないで馬鹿摂取」
妹子は太子を優しく抱きしめた
身分差・すれ違いの熱情
完
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