1年 12月 下章

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俺も向かおうとしたが、完全に出遅れた…。 う~ん…水野、ピンチ。どうしよう。助ける?安田に加わる? 一言で言うと…助けに行くのは面倒くさい。つーかこんな面白そうな機会、無駄にしたくない。 ピーン!結論がでた。 哀れ、水野…! 今度からは屋上で弁当食べてろよ…! 「んで、彼女さん。 愛しい彼氏をズバリ表すとどうなんでしょう!」 俺も遅れながら参加。そして口頭一番に質問。 「ちょ、パワポケ! 真由子…!頼む、余計な事は…!」 真由子と呼ばれた彼女さんは、素直に自分の気持ちを挙げだのだろう…。 躊躇しつつも、大きな声で叫んだ。 「み…水野君は、とっても格好良くて素敵な方ですっ! 私だけの、白馬の王子様ですっ!!」 「おまあああああああ!!」 まさか彼女からの爆弾発言。 顔面蒼白、阿鼻叫喚な水野。 「じゃあさじゃあさ! どこまで進んでんだお前ら?」 興奮した安田が、とんでもない質問を問いだす。 おいおい、聞くだけ野暮なんじゃねーか?
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