1年 1月 上章

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あれ?そういや野球部メンバーはこれだけ? 「嫌な予感しかしない、って断られたでやんす。 ようこ選手は用事があって…」 『一番!平山歌いまーす!』 「あ…それ。俺も感じてたんだけど。 猛烈に帰りたくなってきたぞ。」 『ラララ~ラララ~。』 「パワポケ君も地獄に落ちるような顔するんじゃないでやんす…。 冬休み入って、こうやってパーっと騒ぐ事なんて無かったんでやんすから。楽しむでやんす!」 『間奏入ったー!どうどう?みんな聞いてる?俺、上手くないか?』 「あれ、このカラオケ店は蕎麦が置いてあるんだな。食ってないし、注文すっか?」 「げ、何か不味そうな写真じゃねーか。俺、とりま唐揚げ。」 「私はポテトー。」 『………。おっと!始まる始まる。…ララ~。』 「う~ん、眠たいな。出発まで寝てて大丈夫か?」 「フッ、オイラの美声を聞き逃してもいいなら別にいいでやんすよ?」 『ラララ~。ラ!ラ!ラ!』 「「「うっさい。もっと小さな声で歌え」」でやんす。」 『………はい、気をつけます………。』
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