1年 1月 上章

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『(初っぱなからメドレー歌うんじゃなかった…。長い…。)』 「まだ?長いよ。」 『も、もう少しで終わるよ…。 …あれ?何で俺だけドリンクがないの?』 「そりゃーオメェ、歌ってんだから何飲みてーのか分かんねえからだろ?」 「平山君は別で頼んでねー。 じゃあ次、私ー。」 『…ちょっと俺、トイレ行ってくる。』 (バタン!) あれ、おかしいな。 今は楽しい時間なはずなんだ…なのにどうして、涙が止まらないんだ? まあこれもいっか。 いつか素敵な思い出に変わるから…。 平山に「ピンチ×」が身についた! 「…なんか扉越しに泣き声が聞こえるんだけど…。」 「平山君も敏感な年頃なのでやんす。」
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