1年 1月 上章

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『それじゃオイラからいくでやんす!』 「おお~。」 すっかり平山の熱唱はノーカウントになっていたのであった…。 (ジャジャジャジャンー♪×2) 「あ…。これ聞いたことがあるかも…。」 『流石は水野君!ガンダーロボの主題歌を知っているとは!オイラと一緒にマニア道を極めるでやんすか?』 「いや…。遠慮しとく…。」 『お…始まるでやんす。 繰り出すパンチは百万馬力♪無敵のキックは音速速度♪』 「「「(ひ…ひどい…)」」」 うろ覚えのテンポに無理やり歌詞をねじ込んだよ。不自然だったらサーセン(作者 つーかガンダーロボの主題歌ってあれなのか? (…5分後) 「じ、地味に長かったな…」 「つか、なんで歌詞が何番もあるんだよ…『我は海の子』並の多さだぜ…」 『ふぅー、何だか清々しい気分でやんす!次!「おじょじょじょおじょみ」いくでやんすー!』 「ええー!?」 「亀田君は子供向けアニメまで精通している人なのー!?」 「いや、真由子、お前だけピントがずれてる…」 『さあパワポケ君も歌うでやんす!デュエット組むでやんす!』 「はあ!?ちょ、知らないのに!」 『ふふふ…眠気覚ましにはこれくらいの刺激が丁度いいんでやんすよ…』 「止めろおお!ポケ1でマニア状態になることは無いってのに!俺はこんな趣味ないのに!」 亀田がパワポケにマイクを手渡して曲が始まったとき… (ガチャ!) 「唐揚げとポテトをお持ちいたしました。 …! し、失礼しましたー。」 (バタン!) 「………。」 「うわあああ!店員に誤解されたああ!あの白い目!絶対忘れられない!!」 「ふぅー…主人公はつらいでやんすねえ~。」 (バキ!)
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