1年 1月 上章

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「2人も初日の出を見に来たのかい?」 「まあそんなところだね。 …ふむ、君達は夜遊びの帰り道かい?」 …流石に初日の出を見る目的でここに来たとは言えない。 「と、ところで武田君。 あのさ…」 「言わなくても分かってるッス。」 水原君とは11月、教室を見回っている時に出会った。 入部条件は学校のテストで良い点をとれ。 俺は奇跡とも呼べる点数を叩き出し、見事水原君を入部させることができた。 武田君は12月、陸上競技場で練習をしていたところに出会い、勝負を持ちかけた。 入部条件は反射神経ゲームに勝利する。 悪戦苦闘しつつも勝負はドロー。そこで武田君がルールを提案し、再開。 そして―――
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