1年 1月 下章

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「むははは!先手は我がサッカー部からじゃー!」 「けっ、若林。とっとと点決めてこんな馬鹿げた勝負終わりにすんぞ」 「そうだな久本。それじゃ早くパスキャモーン!」 「ふん…おらよ!」 (バシッ!) 「む~~~~~~~~~~~ん」 (バシィ!) 「うわっ、なんだコイツ!」 「ああども。ウチの金男です」 「オイラが今の状況を説明するでやんす。今相手がパスしてそのままドリブルしようとしたときに、荒井の長男がボールを奪ったのでやんす」 「誰に向かって話してるんですか…」 「おやあ、相手チームの原田君。ククク、秘密でやんす。」 「何はともあれ前進するんだな~~」(ダダダ…) 「なっ!アイツ足が早いぞ!おい、原田!名無し!奴を止めろー!」 「承りました」 「同じく」 「むんむむむんむんむんむむんむんむ~~~ん!」 「うわあ!何て不理解な動き…!」 「ま、まったく読めん…!」 「おお!?いいぞ金男!そのままゴールへ…!」 「む~~~ん」(ダダダ…) (ピー!)「…はい反則」 「「…ええっ!?」」 「ゴールの手前の線があるだろ?そこ敵味方越えちゃ駄目なんだよ」 「ななな何だって!?おい、金男!何してんだよ!」 「む~~~ん?」 「ええと…この場合どうするんでやんす?」 「作者はウンチクしかしらない馬鹿ですからね…。取りあえずキーパーからでいいんじゃないですか?サッカー部員がこう言うのも何ですが…」
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