1年 1月 下章

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たかゆき「ここいらにいる仏頂面共は野球で白黒つけんだ。 契約書を手配してまでな。出費は惜しいが、安全かつスマートな勝負法。悪くないだろ?」 渦木「質問があります。負けた側のペナルティは?」 たかゆき「お互いの要求同意の元、試合は成立する。言い換えれば、負けたら何をされるかを知った上で『商談決定』だ」 渦木「『商談成立』?野球がなぜ仕事になるんです?」 たかゆき「野球ってのはいい商売道具だ。その気になれば人を売ることも出来るし会社だって資金ゼロで買収できる。また、倒産の危機に面している会社も一発逆転を狙って勝負を挑むとこもあるな。…そういう奴らは逆に喰われちまうが。 …周りに気をつけろ。目が覚めたら知らない所にいたり、なんて事もあり得るからな」 パワポケ「(…地元だとは思えない…)」 山田「早く用事を済ませて帰るでやんす!」
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