1年 11月

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それにしても、さっきの子、可愛かったなー(笑) ちょっと、強引なところがあったけど…。まあ、私的にOKだ。 さて、次は格闘ゲームだな!…しかし、さっきのクレーンゲームで、お金がないや…。 「亀田君。 これから格闘ゲームで対戦するつもりだったが、お金を使いきってしまったので…奢れ!」 「何言ってんでやんすか!パワポケ君が下手だから、使いきったんでやんしょ! 奢らないと言ったら奢らないでやんす!」 「なんだと、ケチ!」 「ケチはそっちでやんす!ムキー!もう帰ってやるでやんす!」 亀田君はそのまま帰ってしまった…。 「ああ!勝手にしろ! ったく…。ん、誰かいる…。」 「こんちくしょー! いくらなんでも、あの攻撃は酷い!」 格闘ゲームコーナーで1人喚いている学生がいる。あの制服は…ウチの学校? 「わあ、こっちに来た!」 「ちょっと聞いてくれよ。 せっかく俺が、少ない小遣いでゲームをしているのに、このゲームは、すぐに俺の金を全部、吸い上げてしまうんだ。」 なんだか、暇そうな奴だな…。でも頭数ってことで、一応誘ってみるか…。 「野球部に入ってみないか?」 「へ?」 「君の、その怒りを、野球のボールにぶつけるんだ!」 「え、えーと…。でも…。」 何だこいつ。勢いが無くなったら、こんなにうろたえやがって…。 「野球部に入れば、毎日バッテングできるぞぉ? お金が少ない貴方でも、バッテングセンターに行かなくても大丈夫!」 (ピク!) お、反応あり。 「それに、エースになれば、モテモテ! 野球をしている姿なんて女子はメロメロだ!」 (ピクピク!) …よし、とどめだ。 「人数も少ないから、すぐレギュラー! つまり、即モテだ!」 (ぴしゃーーん!)←平山の中に、何かが弾けた。 「は、入るぞ! 明日から練習をして、即モテだ!」 むっふっふ…。 亀田君よ、明日見ておれい。image=286439642.jpg
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