1年 11月

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(次の日…) さて、亀田君が帰った後に、平山君が野球部に入ってくれたってのは、亀田君は知らないんだったな。 思わぬ収穫…!びっくりするだろう。 教室に入ったら、荷物も持ったまま亀田君の席へ。ズカズカと息を荒げたまま、挑発的に叫ぶ。 「亀田あああ! 目にものを見せつけに来たぜええ!」 取りあえず威張ることにした。まあ、自分を強く見せようとする行為である。別に俺の力だけで勧誘した部員だ。威張るくらい悪くないだろう? 亀田君は興奮気味な俺に一瞥し、冷静にコメントをした。 「パワポケ君。うるさいでやんす。 今、読書中でやんす。」 「てめぇは、そんなキャラじゃねぇだろうがあああ!」 「いい加減黙れやがれでやんす。 昨日のイベントから、テンションを引き継がせてるお陰でキャラ崩壊でやんすよ。 作者も話の収集がつかなくなるから、元に戻るでやんす。」 「あ…際ですか…。 それよりも亀田君、聞いてくれよ!昨日あの後、」 (ガラガラ…) その時。先生が教室に入ってきた。ちぇ、自慢話は放課後か。 …あれ?先生…?
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