1年 11月

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「今日も1日長かったな…。」 「授業中ずっと寝てればそうでやんす。」 「ふぁああ…。よし! 放課後になったし、部室に行くか。」 「今日は部員集めをしないんでやんすか?」 「まあ…行けば分かるよ。」 (そして…) 部室に着いてから、ロッカーをこじ開ける。 こうでもしないと開かないことは、すでに分かりきった事だ。 取り出したのは新しいユニフォーム。 「ユニフォーム? まさか、部員を見つけたんでやんすか!」 目の前にある衣類を見て、亀田君は早速食いついた。 「ふふふ、ゲーセンで暇を持て余している輩をな…。」 「……………………………パワポケ君? その人、野球出来るんでやんすか?」 え?そういえば、見た目は文化系タイプだったような気も…。 (ガチャ!) 今更、そんな事を考えている時に、どうやら平山君は来たようだ。 「うっーす!ここが野球部の部室だよな? まず、何をすればいいんだ?」 「あ、平山君!」 「げ、亀田!」
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