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「取りあえず練習をするか。体が鈍っちゃっているし。」
ちなみに、俺のポジションはファースト。
亀田君はキャッチャー。「初めてグローブをはめるでやんす!」とか言っていたが、そこまで初心者であったか…。
平山君はピッチャー。「エースになって、モテモテになってやる!」と言っていた。そんな安直でいいんかい。
取りあえず。3人だけで出来る練習をするか…。まずはランキングだ。
「まずは軽めに5キロくらいかな?」
「無理でやんす!」
「じゃあ、3キロ?」
「げぇ、きっつー…。」
「…1キロは?」
「「というか、あまり体は動かさない方針で…。」」
だあああ!!何意気投合にかぶせて言ってやがるんだ!!
「練習する気は無いのか!?」
「オイラ、まず楽しく野球をやりたいでやんす。」
「バッテングがやりたいな…。」
ぷっちーん。あ、何か切れたような気がする。
(ぽか、ぽか!)
「いい加減にしろ!
お前、真面目にやる気あるのか!?」
「ひぇぇ~…凄い剣幕だ…。」
「ギャグ補正がないと、めっちゃ怖いでやんす…。」
「ランキング10キロだ!!今時の中学生だって走れるぞ!
ちゃんとついて来い!」
「「ひぃぃいい!!」」
「まだ、やっとるんかいあいつら。
忙しい奴らやのう。」
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