1年 12月 上章

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(陸上競技場) 「はっーくしょんん! …うえ~、すっかり体が冷えたよ。」 あの後、速急で制服に着替えた。(滑る前はユニフォームだった。ずっと着てるとクセになるぞ!)地面は土砂を含んだ水溜まり。温かいシャワーを浴びたいなあ…。 「ランニングで向かったから体は温まったんじゃないでやんすか?」 亀田君はニヤニヤしながら語りかけてくる。 …用件がすんだらこいつにヘッドスライディングの練習をさせてやろう。 もちろん部室の前でな! 「ぶびっっしょんん!!」 鼻が詰まって変なくしゃみを出してしまった。 「ギャハハハ!でやんす!」 …隕石とまでは言わない。 コイツの頭上に鉄の球でも落ちてこい…!
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