1年 12月 上章

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「よーし、何で勝負だ? 言っておくが砲丸投げは無理だぞ。」 「そうッスね…。 シンプルに『ちーぐーぱーどーん!!』は、どうッスか?」 「………何ソレ?マラソンやダッシュでもないの?」 武田君は知らないッスか?と返事をする。 普通、知らないと思うぞ…。 つーかこんなんで人の優劣を決めるんか、お前は。 「ルールは簡単ッス。 ここでジャンケンをして勝ったらピコピコハンマーで殴って、負けたらヘルメットを被ってガードするッス。 あいこは仕切り直し。 …よっと。」 どこからピコピコハンマーとヘルメットを出したんだ!? これも亀田君の不死身と同じようにツッコんだら負けなのか? …やれやれ。今日は『普通~~』なんて言葉、何回使ったんだろ? 「分かったでやんす。つまりこれは『叩いて被って…」 「男ならいちいち名前にケチをつけないッス!」 「うわ~ん。オイラの久々のセリフが…。」 「3回勝負でいくッス。用意はいいッスか?始めるッス! いっせーの…。」
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