1年 12月 上章

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「だ、駄目でやんすパワポケ君!」 急に亀田君が割って入ってくる。 張り詰めた空気は少し緩和した。 「パワポケ君、これはただのお遊戯勝負じゃないでやんす!」 「…てる…。」 「え?」 「分かっているよ。そんな事。でもここで手を退いたらどうするんだ? そうなったらもう二度と武田君を野球部に誘えない。」 「分かってないでやんす!!これは向こうの手口!パワポケ君と対等にやりあうなんて初めから考えてないでやんす!」 「君は…馬鹿なのか?」 「うっ…。」 パワポケ君の鋭い眼光に亀田君は言葉を失う。
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