パワプロクンポケット１ ～極亜久高校編～

１年 １２月 上章

「…それでは本日の召集は終わりにします。」

ウチの学校は見た目はまともに機能していないように見えるが、
運動部には力を入れていたり、校舎の隣に陸上競技場があったりと、
よその学校と何かを競い合うように、一応真面目な活動をしている。
（多分、見栄っ張りの教頭先生が提案したのだろう。）

…歴史でいう、世界の列強と肩を並べようとする日本。という例が適しているだろか。

今は月に一度クラス委員長が集まり、話し合うという活動をしていた。
大半のクラスの人は無理やり決まった生徒が多数。

ボッ～としたり、くっちゃべったり、そもそも参加していない人がいる。
とまあこのように、そんなに重要視されていない形だけの召集なんだよなあ。

私――明日香は、クラス委員長である。だからここにいる。