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「俺だって簡単にやられる訳じゃないッスよ。陸上部で過ごしたこの半年間を無駄にしたくはない。俺を…信じて欲しいッス」
武田君の鋭い、だけど優しく温かい視線が水野に向く。
「うっ…。
か、勝手にしろっ!」
「…ありがとう。」
やや鼻声になった水野の声を、確かに武田君は受け取った。
そしてスゥーと息を吸うなり、
『気合いッスーーー!』
周りがビリビリするくらいな大声で雄叫びをあげた。
「さあ、続きをしようじゃないッスか!
ルールの変更は承知ッスよね?もう今日は勝つか負けるまで逃がさないッス!」
っ…!
何て凄い威圧感…。
心なしか殺気まで漂ってくる。
しかし、どんなに気圧されても結論は同じ。
「…ああ。決着をつけよう。」
ゲーム難易度アップ。
ジャンケンに勝ち、4つの内から1つだけ正解のハンマーで相手に殴れ。負けたら素早くヘルメットを被れ。
1‐1から、3勝したものが勝ちとなる。
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