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『とりあえずいなくなって時間はそれほど経って無いしレスキューを呼ぶのは早いわね』
「ほんとに危ないと思えば四ノ宮の者達1500人を総動員して一瞬にして見つけだします。今呼び出してせっかくの休日をダメにしたくはありませんので」
ということでとりあえず私達だけでできるだけ探すことになった。
しかし開けたコースとは裏腹に周りは木々が生い茂り、この中に入っていけば簡単には見つけれないだろう。
「あれ?このボード跡は?」
真人君がコースから外れていくスノーボードの跡を発見した。
「成宮君のボードはあそこに置きっぱなしですからこれは朋美さんのボード跡の可能性が高いですね」
『でもこの先、木が多くない?龍一と二人でなら喜んで行きたいような場所だけど教諭として安全面からこの先に行くのは反対ね』
『でも、朋美さんの身に何かあったら……』
「克己がこの辺に走ってきたし案外もう見つけてるかもな」
『私が不安なのはこんな誰も来ないような場所に克己君と朋美さん二人っきりで……』
「……朋美さんが危ない。急ぎましょう」
「……行こう、すぐに行こう」
『……ハァ、これは私も着いて行かないとダメね』
なぜか克己君=危険となりゲレンデから外れた所へ足を踏み入れることとなった。
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