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「恭姉、こんな奴連れてきてゴメンね。どんな奴か簡単に言うとこいつ……成宮克己は格闘界高校生最強のホープなんだ」
……嘘！？
『最強って……真人君優勝したよね？真人君が最強なんじゃないの？』
「錬闘式は柔術のナンバーワンを決める大会だからね。格闘界は広いから未だ見ぬ強者は沢山いるよ」
そうなんだ……どうりでパンチやキックをうけてもピンピンしてる訳だ。
「朋美さん！！滑りましょうよ！なんなら手取り足取り教えるっすよ！」
『論外です～』
「先生！！課外授業は俺と……」
『帰れ』
……人は見掛けによらないよね。
「恭香さん！！今気付いたけど、もしかして百合香ちゃんのお姉様とか？」
『うん、そうだよ』
「マジでそっくり。まじ美人……おい真人！！テメェには百合香ちゃんがいながらそのお姉様にまで手を出そうとは……けしからん！！姉妹丼する時は必ず俺をギャフバラヌフンヴァ～～～～！！！」
龍一君、真人君から顔面への正拳突きをうける成宮君。
だんだん成宮君の扱いというか立ち位置がわかってきた。
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