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ボヤけた視界の中に軽く目を見開いた大鳥を見つけ、土方の意識はゆっくりと浮上する。 軍議中だったはずなのに、会議室の中に自分と大鳥以外の姿がない。 不信そうに窓へと目を向ければ、窓枠にくり貫かれた赤い空が寂しそうに輝いていた。 そういえば、どこぞの天パ侍の瞳は赤かったけ、などと関係ないことが頭に浮かぶ。 「大鳥さん、軍議はどうなりました?」 「……」 「……大鳥さん?」 .
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