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「何故っ私達をねらうんだ!?」
強めの口調で言ったつもりだか灯夜の顔は懇願そのものとなってしまっている。
斧男はしばらく沈黙し、ゆっくりと口を開いた。
「その娘。巫女。我ら。リヴァレス。天敵…」
ボイスチェンジャーを使い、要点だけを述べる事務的な話し方に、灯夜は違和感を感じたが、今はそれどころではない
「我が家は神社ではない!だから、この子は巫女なんてものとは何の関係も無いんだ!!」
(勘違いだ!勘違いで命を奪われるなんてふざけてる!)
灯夜は怯え震える朔夜を背中に庇いながら叫んだ…が、そんなことは関係無いとでも言うかのように
巨大な斧が振り下ろされた
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