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人生ゲームの開幕

まず、開始前に２００G払うと鉄製の武器と共に傷薬ももらえる。みんなそれを払いスタートした。まずは俺。出た目は「７」。

トントントン.......

アイク「野原にいた兵士と戦う.......だと」

戦闘の仕方は簡単。ルーレットを回して、出た目に応じてアクションを行う。例えば命中率の高いアーチャーや剣士は５と１０以外出なければ必ず当たる。それに比べて俺は３、６、９の数字が出ないとミスカウントになる。

そして、武器の３すくみも健在。今回の場合は「槍」対「斧」なので命中率と攻撃力が上がる。武器によっても命中率は変わるが、いつもは３の倍数（３、６、９）だったのだが、２の倍数（２，４，６、８、１０）が出れば攻撃は当たる。逆に「剣」を相手にすると５の倍数（５、１０）と一気に命中率が下がる。もちろん攻撃力もだ。魔法も同様である。

そしてクリティカル率は武器により変わるが、基本的にはランダムである。命中ゾーンに入り、尚且つその数字が点滅すればクリティカルである。

そして、この戦いは無難に俺の勝利で終わった。少しのダメージを食らったが問題はない。

戦闘に勝利すると、報酬と運が良ければアイテムも手に入る。負ければその逆である。

今回は５００G貰っただけで終わった。

これで、俺のターンは終了である。これをゴール地点にたどり着くまで行う。

途中、戦闘以外のイベントも沢山ある。内容によってはとんでもないことが起こるらしいが..........

次はボーレ。ルーレットを回す。

ボーレは僧侶である。戦闘は出来ないがマス目についた傷ついた兵士を回復することにより経験値を稼げる。（たとえ、無傷の兵士のマス目に止まった場合も同じように行う）

ただし、経験値が簡単に稼げる分、ルーレットの出た目によっては地獄が待っている。

このボード上では回復はいつも成功するものとは限らない。回復に失敗（ルーレットが指定された目に止まらなかった場合）した場合は相手の返り討ちに合い、ダメージを食らう。そんな血も涙も無い世界なのである。

今回は成功したから問題は無かったが、僧侶は体力が低く、守備が低いので場合によっては一撃死なんて事もある。

僧侶はただ神様にお祈りするだけでは無く、もしかすると伝説の英雄が歩んできた道よりもはるかに修羅の道を歩んできているのかと、俺は思う。