第一章

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それは、犬夜叉がかごめの実家にいた、その日の夜のことだった。 突然、かごめの弟の草太が聞いた。 「そういえば、犬夜叉兄ちゃんのお父さんとお母さんってどんな人なの?」 犬夜叉は少し考えてから答えた。 「おやじとおふくろ?おふくろはともかく、おやじは顔すら知らねぇんだ。 俺が赤ん坊の時に敵と戦ってそのときに受けた傷がもとで死んだって聞いている。 だから、おやじの事はなんとも言えねぇな。 ただ、妖怪で強かったらしい事は聞いてるけど、他の事は全くしらねぇんだ。それとおふくろは・・・。」 犬夜叉はふと、昔の事を思い出し、黙ってしまった。
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