第七章

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「・・・さま・・お逃げ・・くだ・・さい。」 「!」 絞り出すような声。 だが、それは体は操られながらも心は操られていないという明らかな証拠だった。 かごめは弥勒から逃れると珊瑚に駆け寄った。 その隙に弥勒は二人から離れるように森の奥へと駆けだした。
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