第七章

15/16
前へ
/91ページ
次へ
ギュッ。 珊瑚は涙を流しながら弥勒をさらにきつく抱き締めた。 その時、弥勒を操っていた勾玉が弥勒の額から浮き出て落ち、粉と化した。 「珊瑚・・。」 珊瑚の肩に食い込んでいた爪も消え、弥勒は手を緩めて優しく珊瑚を抱き締めた。 珊瑚の想いが弥勒の暗示を解いたのだ。
/91ページ

最初のコメントを投稿しよう!

193人が本棚に入れています
本棚に追加