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かごめが急いで戦国時代に行く準備をしている頃、犬夜叉は時代樹の木の下に座って冥加に香幻姫の事を聞いていた。
「犬夜叉さま、その者は本当に『香幻姫』と名乗ったのですな?」
冥加は驚いて犬夜叉に聞き直した。
「ああ、そうだ。おやじの事を知ってるみたいだったけど何かあんのか?」
犬夜叉がそう聞くと冥加は言った。
「よろしいですかな?犬夜叉さま。父君は以前、その香幻姫と戦った事があるのですじゃ。
あの者はある意味、竜骨精よりも厄介な相手じゃった。」
冥加がそう言うと犬夜叉が聞いた。
「厄介?どう厄介だったんだよ?」
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