最終章
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一行は香幻姫を倒すため、香幻姫のいる城へ向かった。 だが、その必要はなかった。 実は妖玲が死んだ時、城も崩れ落ち、香幻姫も死んでいたのだ。 そのかわり、城の周りには邪な妖怪がいたとは思えぬ程、神聖で清らかな空気で満ちていた。 そして、よく見ると城の外壁だったであろう全ての石がうっすら光を放って輝いているのだ。 何とも不思議な光景だった。 そして美しかった。
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