最終章

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「これは・・・。」 一行は思わず息を呑んだ。 外壁の石から放たれた光が一つに集まり、香幻姫によく似た美しい女性の形になったのだ。 だが、この女性は明らかに香幻姫とはどんなに容姿が同じでも違う。 それは一目見ただけで分かった。 何故なら、あの禍々しい雰囲気は欠片もなく、代わりに優しく微笑み、暖かな雰囲気が彼女から発せられていたのだから。
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