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??「こんな所で何してる??」
《あ!!!!!!!》
璃玖の後ろから声がかかり、誰かが来てくれた嬉しさで後ろを向いた途端、その誰かに飛び付いた。
??「うおっΣ」
...........
??「おい、何してる」
数十秒程経つと、何も言わない璃玖を不審に思い初め声をかけたが、なぜだか璃玖は、抱き付いている男の袴を握り締めたまま離そうとしなかった。
璃玖の背はその男の腹くらいまでしかなく、抱き付くとちょうどすっぽりと腹の部分に埋まってしまう。その感覚が父様に似ていて、離れたくないと思わせてしまっていたのだ。
《懐かしい......》
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