芹沢という男

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璃玖が壬生浪士組に来てから早1ヶ月が経とうとしていた。 小姓という仕事にも慣れ、最近では女中の仕事も手伝うようになった。 そして、ある日課が出来た。 ---------- ある部屋の前 リーン リーン 芹「璃玖か。入りなさい」 スッ 芹「お前はまた来たのか。土方や沖田に行くなと言われたんじゃないのか?」 ニコッと笑いながら近付き、芹沢のすぐ近くに腰を下ろした。 芹「フッ。お前も物好きだな」 そう言って芹沢は口角を少し上げた。
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