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この頃俺が見て来た空ってどんなだったろう‥‥
よどんだ空気の上にあるのは
薄汚れた雲で澄んだ空なんて見えてなかっただろうな
多分空でさえも薄汚れて見えてたのかもしれない
あの頃上なんて見ていなかった
見る余裕さえなかったが正解かな‥‥
日々がむしゃらに大人達への反発心の塊で
突っ走ってた
あの頃の空や景色
思い出せないよ
卒業前にある先生からの一通の手紙が届いた
手紙を読んだ時に一粒の涙がこぼれ落ちたのを覚えている
薄汚れた空から一筋の光りが
荒んだ俺の胸に突き刺さった
今だに忘れる事のない光だったんだ
大人も捨てたもんぢゃねぇなって思ったよ
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