病魔の足音

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大輝がうつむいて鼻を押さえる 「ばかか!上向けよ!!」 「首を上にするんだよ」 和哉が大輝の首をつかむ “あれ…?” 「ほらタオル」 亮介がタオルを渡して何とか落ち着いた 「ごめんね。なんか最近よく鼻血出るんだよね」 「エロいこと考えすぎなんじゃない?」 「亮介じゃねぇよ」 「俺はそれほど不自由してないんで…」 和哉が黙っている 「和哉?」 「大輝、ちょっと首見せて」 和哉が大輝の首を触る 「えっ?何?キスマークなんか付いてないよ?」 昨日、結花に言われた事を思い出した
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