病魔の足音

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「ここ…どうしたの?」 「えっ?」 亮介も覗きこむ 「ぶつけた?」 そこには青く広がった痣が二カ所できていた こぶのような膨らみもある 「どうやったらこんなとこに痣作れるんだよ?」 亮介が呆れたように言う 「え~わからないなぁ。昨日結花にも言われたんだよ。何だろ?」 「結花に付けられたんじゃねぇの?」 「だったら責めないだろ?」 「責められたんだ」 「あっ…いいじゃん。別に…」 二人で笑う 「調べてもらったほうがいいんじゃない?」 黙っていた和哉が言った 「たんこぶ、調べるの?」 「ちょっとは賢くなりましたか?って聞いてみたら?」 「亮介、お前いい加減にしろよ!」 みんなで笑ってまた海に戻った
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