第一蝶

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2054年12月20日、人々はクリスマス間近でとても興奮していた。 商店街にはクリスマスツリーが並び、夜にはたくさんの飾りがライトアップされた。 「寒ぃ~。」 風倉高等学校2年2組の白月和人は、彼女の同じく風倉高等学校2年2組安井舞と一緒に手を繋ぎ、夜の街を舞の家へ向かって歩いていた。 (以後和人side) 和「あー、ここ福岡なのに寒いなぁ。一応南の方だろ?」 舞「しょうがないよ。冬なんだもん。」 和「えーでもー」 舞「我慢なさい!!」 和「はーぃ。」 もぅいちいち舞はうるさいなぁ。 こんなことでこんな大声だすなよなぁ。 舞「なんか言った??」 …!!! 和「いえ、何も。」 え、心の声読んだ!? なんてことを考えながら歩いていると、もう舞の家に着いていた。 舞「送ってくれてありがとっ。じゃーね。」 和「おぅ、また。」 舞とわかれた和人はトボトボと自分の家へ歩いていた。 .
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