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「私なんかより、みちるさんや恵美さん達の方がしっかりしてるし、大丈夫じゃないかな？」
「……お前はどうするんだ」
「私は勿論南さんに着いていきます」
ママはパパを見てニッコリと笑う。
あ、パパの機嫌が良くなった。
これは多分、ママとあたし、そして惣パパにしか判らないパパの変化。
「……とにかく惣にも相談しないとならない。準備だけはしておけ」
「はーい」
あたしとママは顔を見合わせ、ニッコリと笑う。
落ちた。
もう完全にあたしは草薙家にお世話になる事となるだろう。
だってパパは、口では偉そうな事言ってるけど、ママには弱い。
子供の頃はあたしに弱かったらしいけど、あたしがパパパパ言わなくなったからだろうか、パパはママを溺愛しているのだ。
だからひょっとして、パパはママと二人っきりになるのも悪くないって思ってるのかも。
パパ可愛い。
顔は怖いくせに。
そんな二人はあたしの理想の夫婦。
将来はパパみたいな人と結婚したいな。
惣パパや光太郎パパも素敵だけど。
やっぱりあたしのパパが一番。
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