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(…なんでこんな気にしてんだ、俺は。)
そう考えたのを最後に、テレビを消して風呂へ向かう。
汚れと一緒に流れてしまえとばかりに髪を洗うが、当然ながらそんなことはできない。
風呂から上がってなお、イライラしながらビールを飲んでベッドへ潜り込んだ。
「明日も早いんだから」
中々眠れない自分に言い聞かせるように、わざと声に出して無理やり目を瞑る。
ここ最近はこの繰り返し。何度も寝返りを打ちながらやっと眠りにつく領であった。
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