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「何で、そこで宮永家が出て来るんだよ!?
「お前の父…『宮永元(げん)』様からこの話を聞いていたんだよ…少し前に魔族から脅迫状みたいな感じで来たらしくてな…
涼はそこで一旦言葉を切る。
「『もうすぐこの村に魔物の大群が押し寄せてくる…迅はその時村には居らせないつもりだ…俺らに何かあったら迅をよろしく頼む…』ってな…
「…だから…俺に…あの日…
俺は唇を噛みしめてベッドを殴りつける。
「畜生…俺はまた繰り返したのかよ…
「繰り返した…?
俺はベッドのシーツを握りしめる。
「俺は元々宮永家の人間じゃ無いんだ…
「っな!
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