田舎の葬儀屋

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茂吉は一人暮らしで孤独な毎日を送っていた 妻には十三年前に先立たれ村の住人も年々減っていくのであった。その村人を最後に見送るのが、茂吉の役目!告別式の挨拶はいつも胸を張って誇らしげに務め上げた しかし出棺終了後ガランとした会場を見渡すと一気に悲しみが込み上げて酒を飲まずにはいられなかった。そんな時いつも一言漏らす「なぁばあさんわし頑張っているよな」と・・お供えの団子をかじりながらつぶやくのであった
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