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「…もう、30過ぎた年だろ。
行っても良いに決まってるじゃないか」
「そうじゃないよ」
「?」
そうじゃないって…どう言う意味だ?
「…義兄さん、僕がなにを言いたいのか分からないの?」
「あ、ああ…まったく」
「………その人に僕も行くって伝えてて。
義兄さんは、好きなことしてたら?
その間僕は若いおねぇちゃんたちとイチャイチャラブラブしてるからさ」
涼は怒った声で言うと、乱暴的に通話をきった。
「桐生先生、鳴海先生はどうでした?」
「…」
おねぇちゃんたちとイチャイチャラブラブ、か。
なるほどな。
涼のやつ…俺にヤキモチ妬いてもらいたかったのか。
言ってくれたら行くなって言ってやったのに。
「桐生先生?」
「涼は行けるそうですよ」
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