いきなりの配役

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「くらえ!」 『楓は盾を割るように鋭い突きを放った』 かっ    どかっ!! 『攻撃をくらったのは、楓の方だった。 雌伏は突きが盾に当たる瞬間、体ごと盾を回転させ突きを受け流すと同時に回転した遠心力を利用し、拳を打ったのだ』 「がぁっ くっ私の攻撃を受け流しただと!」 「凰仙流盾術<筌ノ口>」 「油断してしまったがあまり威力が無いようだな!」 遠心力を利用したとはいえ威力は結局、腕力ですからね…… 「もう油断はせぬ! ようは、受け流せぬ技を放てば良いのだ!」 『楓は先程よりも強く素早い一撃を雌伏の脳天目掛け放った。』 がっ バキッッ!! 「ぐっ、ぁ!!」 『雌伏は盾を構え楓の一撃を防いだ、しかし防ぎきれず盾は壊れ、雌伏は気絶した』
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