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蛍は、とても穏やかな声でそういった。
気持ちが落ち着く……か……。
俺が考えていると、看護師さんがやってきた。
「槻宮さん。
五分経ちましたけど、ご気分はどうですか?」
看護師さんは、俺を気遣うように話し掛けてきた。
「あの、看護師さん。
蛍と屋上で月光浴してきてもいいですか?」
俺は、唐突に看護師さんにお願いした。
しかし、看護師さんは難しい顔をして、中々返事が返ってこなかった。
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