絶体絶命

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咲夜という人に捕まり、背中にナイフを押しあてられながら、彼方は長い廊下を歩いていた。 なんだこの状況は、学校に行こうと部屋のドアをあけたらそこは異世界?妖精はいるし、メイドさんに捕まるし、朝から展開が早すぎる。 咲「そういえば、あなたの名前は?」 彼「黒野 彼方といいます。」 咲「そう、で彼方君あなたは何の目的でこの紅魔館に侵入したのかしら?」 彼「いや、気がついたら此処に居ました。」 咲「くだらない嘘は嫌いよ。」 グサッ 彼「いっ!」 ナイフを軽く腕に刺された。 彼「本当なんですよ!学校に行こうと部屋のドアを開けたら此処に居たんです。」 咲「・・・まぁ、いいわ。理由はどうあれ、これからどうなるかはお嬢様が決めることだもの。」 彼「お嬢様?」
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