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彼「えっ?畑?」
目の前には広い畑があった。
俺が想像していた里とは違った。俺が想像していたのはもっとこう・・・賑やかで、活気あふれる里だったのに。
咲「どうかしたの?彼方。」
彼「いや、人間の里って以外と寂しい所だなぁと思いまして。」
咲「彼方。言っておくけどここは里のはずれよ?」
彼「は?あ、いや。わかってますよ!」
ここが里の中心だと思ったなんて恥ずかしくて言えない!
咲「そう?私てっきり彼方はここが里の中心だと思ってると思ったわ。そうよね、彼方もそこまでバカじゃないわよね。」
彼「そっそうですよ!」
咲夜様の言葉が心に刺さる!咲夜様、俺はバカでした。
咲「じゃあ行くわよ。」
また咲夜様に付いていくと、ぽつぽつと大きい建物も出てきて賑やかになってきた。
更に歩くと・・・
咲「ここが里の中心よ。」
彼「うわー。」
そこは人間と妖怪が一緒に暮らす賑やかな里だった。
咲「どう彼方?ここが人間の里よ。」
彼「凄いです。」
俺は軽く放心状態になった。
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