初めてのお使い(保護者付き)

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咲「まずは香辛料ね。彼方行くわよ。」 彼「はい。」 俺は目移りしながら歩く。 咲「彼方!離れないで!」 彼「あ!はい。」 咲夜様の声で気が付いたが、咲夜様とけっこう離れていた。俺は走って咲夜様の所に行く。 咲「彼方。しっかり前を見て歩きなさい。」 彼「すいません。興奮してしまって。」 咲「まぁ無理もないか。」 しばらく歩き、店に着く。店は無人だった。 咲「オジサーン居るー?」 咲夜様が大きい声で言うと店の奥から声が聞こえてきた。 ?「居るよー!」 奥から人が出てくる。 ?「おっ!咲夜ちゃんじゃねぇか!」 咲「お久しぶりですわ。オジサン。」 ?「おう。ん?そっちの奴は誰だい?」 咲「この子は彼方。新しく館で働く事になったの。」 ?「ほう。俺は仙野 元(センノゲン)ってんだ。よろしくな!」 彼「黒野彼方です。よろしくお願いします。」 握手をする。 咲「元オジサンいつものちょうだい。」 元「はいよ!」 元さんが棚から香辛料を出して袋に入れていく。その時元さんが小声で話しかけてきた。
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