第2話 -運命の歯車-

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担任教師 「麻壬苗さん」 麻壬苗朱梨 「はいっ!!」 瑞鳴香 (わっ!? げ…元気です…ね…朱梨ちゃん) 担任教師 「麻壬苗は元気ハツラツだなぁ いぃぞぉその調子」 一体どんな調子だというのだ。 この後くだらない話しが 約30分もの間続いたのだった…。 担任教師 「では皆さん… 明日も元気にここで会いましょうっ!! 本日はこれで終わりっ!! 気を付けて帰るんだぞぉ~」 瑞鳴香 「やっと終わったよぉ~ んもぉ… 朱梨が元気に返事なんかするから あの先生調子に乗ったんだよぉ」 麻壬苗朱梨 「そぉ? 私結構嫌いじゃないかも あぁいぅ先生」 瑞鳴香 「えっウソッ!? 私は苦手じゃなぃけど なぁんか独特といぅか何といぅかぁ…」 麻壬苗朱梨 「さっ!! 帰ろ帰ろっ!!」 瑞鳴香 「ほぉい…」 教室を出た香と朱梨は 担任教師の事…、 今朝の人集りの事を話しながら 玄関を出た。 瑞鳴香 (でもあの水樹って人… あの声あの雰囲気 どっかで聞いたよぉな 逢ったよぉな… 思い出せなぃなぁ) 麻壬苗朱梨 「…り? …おり? 香ってばっ!?」 瑞鳴香 「えっ!? あっ!? どぉしたの朱梨」 麻壬苗朱 「どぉしたのじゃなぃわよもぉ~ 呼んでもボォ~って返事もなぃし 何考えてたの?」 瑞鳴香 「ちょっとね… あっ!? そぉそぉ 明日何時に学校行く?」 麻壬苗朱梨 「もぉ相変わらず香は ごまかすの下手なんだから~ 明日は今日より早く出なきゃだから… 8時30分に校門ね」 瑞鳴香 「はぁい… わぁかぁりぃまぁしぃたぁ」 麻壬苗朱梨 「言っとくけど遅刻は厳禁 ジュース1本だからね~」 瑞鳴香 「ちょっ!? それ酷くなぁい? 私が朝弱いの知っててさぁ~ 小悪魔めぇ」 貧乏人に愛の手を朱梨ちゃん。 麻壬苗朱梨 「なぁんとでも? こうでもしなぃと治んなぃじゃん? 香の朝嫌ぃわぁ」 瑞鳴香 「んもぉ… 明日は頑張って起きるから いぃですょお~だ」 こうして殺風景なグランドを抜け、 校門を潜った2人は帰路に着いた。 -2人はまだ知らない- -その出逢いによって自分達の運命が- -大きく変わるという事を- -歯車はその身をきしませながら- -ゆっくりと廻り始めた- Perfume 第2話 -運命の歯車- 完
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