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母
「昼ご飯食べないの?」
瑞鳴香
「そんなお腹空いてなぃし
何だか気疲れしたみたぃ…
それに眠いから…
ちょっとお昼寝だゎ」
母
「ホンッと良く寝るわねぇ~
ちゃんと制服掛けて寝るのよぉ~」
瑞鳴香
「分かってまぁす」
トントントン…。
ガチャッ。
香は2階にある自分の部屋に行った。
瑞鳴香
(何か着替えるの面倒臭いなぁ~
いぃやこのまま寝よ…)
香は母親の言い付けを守らず、
制服のまま布団に入った。
一方その頃…
買い物に苦戦した水樹は、
やっとの思いで家に着いた。
ガチャッ。
藍原水樹
「ただいまぁ~
なぁおふくろ~?」
母
「おかえり水樹
どうしたの?」
藍原水樹
「いゃ…その…
この近くに瑞鳴って人住んでる?」
母
「あぁ瑞鳴さんね
いらっしゃるけど…
どうしたの?」
藍原水樹
「さっき買い物に
ちょっと手こずっててさぁ…
そしたらウチの制服着た女の子がいたから
手伝ってもらったんだよ
そしたらあそこのスーパーによく行くって
だから近くかなぁってね」
母
「瑞鳴さんの娘さん同じ高校に行ってんの?
なら水樹3年なんだから
学校一緒に行ってあげたら?」
藍原水樹
「い…いぃよそんなの」
水樹は思いの他シャイで方向音痴、
異性とはあまり話しが出来ないのだ。
ただ1人を除いては。
母
「そぉいえばちゃんと買って来てくれた?
水樹ゎよく忘れて来るから」
藍原水樹
「買って来たよ
そんな物忘れ酷くなぃし
しっつれぃだなぁ~」
母
「あら…つぃこの間ネギを
忘れて来たじゃない」
藍原水樹
「はぃはぃそぉでしたぁ~」
母
「御飯の支度が出来たら呼ぶから
部屋で待ってなさぃね?」
藍原水樹
「はぃよぉ」
トントン…ガチャッ…バタン。
水樹は部屋に入り、
ベッドで横になった。
そして再び瑞鳴家、
もうぼちぼち晩ご飯の筈だが。
母
「香ぃ~っ!!
御飯よ起きなさ~いっ!!」
香は起きない。
母
(もぉ…
しょうがなぃわねぇ…)
母親は香の部屋へ。
トントントントン…ガチャッ。
母
「香起きなさい御飯よっ!!」
まだ起きない、
いつもの事だ。
母
「もおっ!!
いぃ加減に起きなさいっ!!
ほらっ!!」
母親は香が被っていた布団を、
勢い良くはぐった。
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